Khronos Group News Archives

Vulkan SDK が Vulkan Video に対応

オレゴン州ビーバートン – 2023年1月30日 – 午前10時(太平洋標準時) – 先進的な相互運用性規格を策定するリーディングカンパニーによるオープンコンソーシアムであるThe Khronos® Group は、LunarG が Windows および Linux 向けの Vulkan Software Development Kit (SDK) バージョン1.3.239.0 をリリースしたことを発表しました。このバージョンには、2022年12月に最終決定された4つのVulkan Video拡張機能や、ヘッダのアップグレード、検証レイヤーの統合が含まれています。複数のGPUベンダーからリリースされるドライバによって、開発者はVulkan Video で高速化されたH.264およびH.265デコードをアプリケーションやフレームワークで利用できるようになりました。 詳しく

業界をリードする標準化団体と企業が団結し、オープンメタバースの相互運用性を推進

2022年6月21日 – 本日発表されたMetaverse Standards Forum では、オープンメタバースに必要な相互運用性に関する標準規格について業界全体で協力するため、業界をリードする標準化団体と企業が団結することとなりました。このフォーラムは、メタバースを普及するにあたって妨げとなる、相互運用性が欠落している部分を探り、必要とされる標準規格を定義し進化させる標準規格開発組織(Standards Developing Organizations; SDOs)の活動がどのように調整・加速され得るかを検討します。フォーラムにはどんな組織でも無料で参加可能です。また、ここでは実用的でアクションベースのプロジェクトを重視し、実装プロトタイピング、ハッカソン、プラグフェスト、オープンソースのツール整備などを通して、メタバース標準規格のテストと採用を促進します。さらに、一貫した用語とデプロイガイドラインも開発していきます。 詳しく

Khronosがスケーラブルな3Dデータビジュアライゼーション向けのANARI 1.0 Provisional APIをリリース

米国オレゴン州ビーバートン - 2021年11月2日 – 本日、Khronos® Group は、スケーラブルな3Dデータビジュアライゼーション向けの暫定的なオープンな標準規格APIであるANARI™ 1.0(Analytic Rendering Interface)をリリースしました。ANARIは、レンダリング処理の詳細を指定するのではなく、シーンの記述を構築して画像を生成することができるため、ビジュアライゼーションアプリケーションの開発を容易にし、最先端のレイトレーシングを含む多様なレンダリングエンジンを提供する様々なベンダーに対して移植のし易さを提供します。Khronosは、ANARIの仕様 に加えて、サンプル実装、スターターアプリケーション、開発ツール、コンフォーマンステストをオープンソースで公開しており、2022年の仕様確定に向けて、コミュニティからのフィードバックに期待しています。 詳しく

新しいglTFの拡張機能により3Dアセットの見た目のリアリズムが向上

米国オレゴン州ビーバートン - 2021年7月13日 - 業界をリードする企業によって構成されるオープンコンソーシアムで、高機能で相互運用が可能な標準規格を作成する Khronos® Groupは本日、Khronos glTF™ 3Dアセットフォーマット用の最新のPBR(Physically Based Rendering)マテリアル拡張機能のセットを公開したことを発表しました。glTFは、ウェブブラウザ、モバイル機器、PCデスクトップ、クラウドなどの様々なプラットフォーム上で、3Dシーンやモデルを効率的にランタイム伝送およびロードするために設計された、Khronosの柔軟でロイヤリティフリーのアセットフォーマットです。Babylon.js、GoogleのFilament、three.jsなどの主要なレンダリングエンジンは、AdobeのSubstance 3D Stager、Dassault Systèmesの3DEXPERIENCE Platform、DGG RapidCompact、UX3DのGestaltorなどのアプリケーションとともに、新しいPBRエクステンションの一部またはすべてをすでに対応しています。 詳しく

Khronos による  3D Commerce Viewer 認証プログラムが開始

オレゴン州 ビーバートン – 2021 年 6 月 9 日 – 本日、グラフィックスとコンピューティングの相互運用が可能な標準規格を制定し、業界をリードする企業のオープン コンソーシアムである Khronos® グループ は、3D Commerce Viewer 認証プログラムのリリースを発表しました。 3D ビューアーは、ユーザーが 3D モデルを表示して操作できるようにするソフトウェア エンジンです。ビューアーは、小売業者、ソーシャル メディア サイト、および企業ブランドによって、e コマースの店頭、検索エンジン、広告プラットフォーム、およびネイティブ アプリケーションでのユーザー体験を作成するために使用されます。ビューアーの認証プログラムにより、業界全体における 3Dビューアーで、3D 製品を正確に、且つ見た目が一貫して表示できることを実証でき、複数のプラットフォームやデバイスで信頼性ある 3D および AR を利用したショッピングへの道が開かれます。Amazon、Babylon.js、CGTrader、Emersya、Epic Games (Unreal Engine)、Facebook (Spark AR)、Google (とScene Viewer)、Samsung (Android 上の インターネットブラウザ)、SketchFab、Unity、UX3D ( Gestaltor) は、この新しいプログラムの下でビューアーの認証を得るプロセスを開始しました。 詳しく

Khronos KTX 2.0 テクスチャーを使うことで コンパクトで見た目も良いglTFの3Dアセットが実現

オレゴン州ビーバートン – 2021年4月20日 – 本日、Khronos® グループは、 KTXTM 2.0が承認されたことを発表し、GPUテクスチャの信頼性とユビキタスな配布に向けて、このコンテナフォーマットでBasis Universalの超圧縮に対応が追加されます。Basis Universalは、Binomial社によって開発された圧縮技術であり、ランタイム上でさまざまなGPU圧縮テクスチャ形式に効率的にトランスコードが可能なコンパクトなテクスチャを生成します。加えて、KhronosはKHR_texture_basisu拡張機能をリリースし、glTFにKTX 2.0テクスチャを含めることができるようになりました。これにより、ダウンロードサイズが削減され、ネイティブに対応したテクスチャ形式を使用することでGPU上のメモリサイズが削減され、多様なデバイスやプラットフォームでのレンダリング速度も速くなり、汎用的に配布可能なglTFアセットが実現します。加えて、Khronosはオープンソースのツールとトランスコーダーをリリースしましたが、同時にglTFのエコシステム(既に対応が組み込まれているthree.js、Babylon.js、Gestaltorビューアを含む)全体でKTX 2.0テクスチャが幅広い用途で使われるようにする為に開発者とアーティスト向けのガイドラインもリリースしています。これによりglTFエコシステム全体でKTX 2.0テクスチャを広く使用できるようになります。通常、ランタイムの3Dアセットはファイルサイズ縮小したテクスチャを転送する為にJPGやPNG圧縮画像を使用していました。しかし、これらのフォーマットはGPUで直接処理することはできず、GPUメモリでフルサイズの画像に解凍する必要があり、貴重なメモリスペースと帯域幅を消費するため、レンダリングパフォーマンスが低下し、消費電力が大きくなります。これは、モバイルデバイスで特に問題になります。GPU圧縮テクスチャフォーマットにより、コンパクトなメモリ内テクスチャが可能になり、メモリアクセスが最適化されて、より高速で効率的なレンダリングが可能になります。しかしながら、GPUテクスチャフォーマットのランドスケープが高度に断片化されていると、多くのターゲットデバイスでの使用には適さない為、広く配布されたglTFアセットでGPUテクスチャフォーマットを使用することは実用的ではありません。 詳しく

CGWORLD デザインビズカンファレンスにて3DCommerce とglTFに関する講演

CGWORLDが主催するデザインビズカンファレンスは建築、製造、アパレルなどのデザインビズの``今``が学べるオンラインカンファレンスイベントです。3DCGが従来のゲームや映像などのエンターテインメント領域以外でも幅広く使われる様になってから、その可能性は今まで以上に幅広い分野で認識されるようになりました。

広く使われるようになると必要になってくるのが、標準化や標準規格です。この講演ではその理由や問題だけでなく、Khronosグループとしての解決策を3DCommerceやglTFを通して提供していく点についてご紹介いたします。これらの取り組みは、3Dグラフィックス業界だけでなく、AmazonやShopifyやWayfairといったe-コマースの企業と一緒に取り組んでいるものです。e-コマースに3Dを取り入れることに興味をお持ちの方は、是非ご覧ください。 詳しく

KhronosとEMVAが協力して、組み込みカメラと センサーAPIの標準規格の要件を収集

オレゴン州ビーバートン– 2021年2月22日–本日、グラフィックスとコンピューティング向けの相互運用可能な標準規格を制定しているオープンコンソーシアムであるKhronos®グループとビジョンテクノロジーを専門とするヨーロッパの業界をリードする団体であるEuropean Machine Vision Association (EMVA) は、組み込みカメラとセンサーを制御するためのオープンでロイヤリティフリーなAPIの標準規格を作成するにあたり、それに対する業界の関心を調査するべく、すべての人が無料で参加できる組み込みカメラAPI探索グループの結成を共同で発表します。すべての参加者は、ビジョンとセンサーの処理とそれに関連するアクセラレーションを使用して、市場の成長を加速し、組み込み市場の開発コストを削減する、新しい相互運用可能な標準規格の利用事例と要件について話し合えるようになります。この探索グループが重要なコンセンサスに達した場合、クロノスとEMVAは、適切な組織において、提案された標準化プロジェクトを開始するべく、活動することになります。 詳しく

Khronos がSYCL 2020の仕様をリリース

メジャーアップデートには、何十もの新機能とISO C ++との緊密な連携が含まれ; 組み込み、デスクトップ、およびHPC市場におけるSYCL採用が大幅に進む

オレゴン州ビーバートン– 2021年2月9日–本日、高度な機能を有する相互運用可能な標準規格を作成し、業界をリードする企業のオープンコンソーシアムであるKhronos®グループが、SYCL™2020の最終仕様の承認と公開を発表しました。SYCLはシングルソースのC++並列プログラミングのオープンな標準規格です。長年にわたる仕様の開発の節目となるSYCL 2020は、SYCL 1.2.1の機能に基づいて構築されており、プログラマビリティの向上、コードサイズの縮小、パフォーマンスの向上を実現します。C++ 17に基づくSYCL2020は、標準のC++アプリケーションの高速化を容易にし、ISO C++ロードマップとの緊密な連携を推し進めます。 詳しく

Vulkan SDK、ツール、ドライバーのレイトレーシングへの準備が整う

オレゴン州ビーバートン- 2020年12月15日午前6時 太平洋標準時 - 業界をリードする企業によって構成されるオープンコンソーシアムで、高機能で相互運用が可能な標準規格を作成する Khronos® Group は、本日、LunarGがVulkanソフトウェア開発キット(SDK)バージョン1.2.162.0をリリースました。このリリースでは検証レイヤーやアップグレードされたGLSL、HLSL、SPIR-Vシェーダーツールチェーンの統合など、新しいVulkanのレイトレーシングエクステンションに完全に対応しています。KhronosのオープンソースであるVulkan SamplesとVulkan Guideは、レイトレーシングのテクニックを説明するために更新されています。また、ついに、AMDとNVIDIAの両方から製品版のドライバーが出荷される為、開発者の方々はVulkanのレイトレーシングをお使いのアプリケーションに簡単に組み込むことができるようになりました。 詳しく

KhronosがglTF PBR 3Dマテリアル向けの新しい機能を相次いでリリース

オレゴン州ビーバートン- 2020年12月3日 - 業界をリードする企業によって構成されるオープンコンソーシアムで、高機能で相互運用が可能な標準規格を作成する Khronos® Groupは、本日、glTF™向けの物理ベースレンダリング(PBR)のマテリアルに使える一連のエクステンションのリリースを発表しました。glTFは、業界において「3DのJPEG」として知られており、3Dシーンとモデルを普及させ、効率的に送信したり読み込んだりする為のKhronosによるロイヤリティフリーのフォーマットです。PBRを使用すると、開発者とアーティストは、3Dアセット内のマテリアルに設定された実世界の物理的プロパティに対応するレンダリングパラメータを通じて写真のようにリアルな表現を実現することができます。クリアコート、トランスミッション(透過)、Sheen(光沢)用に作られたこれらの新しいエクステンションは、glTF 2.0の既存のPBR機能に基づいて構築されており、今後追加される拡張機能とともに、glTFを使ったエコシステム向けに強力で相互運用可能な物理ベースのマテリアルモデルを作り上げていきます。 詳しく

クロノス・グループ、NNEFの新コンバータ、エクステンション、Model Zooを発表

業界を代表するハードウェア/ソフトウェア企業から構成される、オープン・コンソーシアムのクロノス・グループ(以下:クロノス)は、ハードウェアメーカーが、トレーニングフレームワークと推論エンジン間でトレーニング済みの、ニューラルネットワークを確実に交換可能とする、ロイヤリティフリーのオープンな業界標準NNEF™(Neural Network Exchange Format)向けエコシステムにおける、大幅な機能拡張を行ったと発表しました。TensorFlow LiteおよびONNXを含む、新たに改善されたNNEFオープンソースコンバーターにより、NNEFを使用して、幅広いトレーニングフレームワークからトレーニングされたフレームワークを実行できます。 NNEF 1.0仕様の一連の拡張機能により、NNEFファイルには、より豊富な運用およびトポロジのネットワークを含めることができます。また、一般公開されているNNEF Model Zooにより、推論エンジンはNNEFモデルの信頼できるインポートをテストできます。NNEFの詳細については、NNEFのWebページをご覧ください。 詳しく

クロノス・グループ、SIGGRAPH 2019でオープンスタンダード3Dエコシステム開発を推進

業界を代表するハードウェア/ソフトウェア企業から構成される、オープン・コンソーシアムのクロノス・グループ(以下:クロノス)は、7月28日(日)~8月1日(木)に開催されるSIGGRAPH 2019に参加します。クロノスは先日、新3D Commerce™ワーキンググループの活動開始を発表しましたが、SIGGRAPHではWebGL™、glTF™、およびVulkan®といった、クロノスが仕様策定を行う主要APIの新機能公開を予定しています。クロノスは、SIGGRAPHに関わるすべてのコミュニティに対して、継続的なコミットメントを行っていますが、会期中各セッションを通して、各APIの最新情報をご紹介する予定です。会期中の、すべてのクロノス関連セッションは、こちらをご参照ください(https://www.khronos.org/events/2019-siggraph)。 詳しく

クロノス、AR/VRエコシステムの基盤を確立するOpenXR 1.0を発表

業界を代表するハードウェア/ソフトウェア企業から構成される、オープン・コンソーシアムのクロノス・グループ (以下:クロノス)は、OpenXR® 1.0仕様を承認し、本日より無料公開したと発表しました。OpenXRは、XRと呼ばれる仮想現実(VR)や拡張現実(AR)両プラットフォームおよびデバイスへの高性能なクロスプラットフォームアクセスを提供する、統一されたロイヤリティフリーのオープンスタンダードAPIです。新しい仕様は、クロノスのWebサイト およびGitHub でご覧いただけます。 詳しく

アニメーション業界とコミュニティ、京都アニメーションの喪失を追悼

クロノス・グループは、火災で亡くなられた京都アニメ―ションの皆さまとご家族に対して、謹んでお悔やみ申し上げます。また、ご友人並びに地域の皆さまと、大きな悲しみを共有しております。 詳しく

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