KhronosとEMVAが協力して、組み込みカメラと センサーAPIの標準規格の要件を収集
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breyer@emva.org
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Alex Crabb, Caster Communications Inc.
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ビジョンとセンサー処理に取り組んでいるセンサーやカメラのメーカー、シリコンベンダー、ソフトウェア開発社、その全てに対して探索グループへの参加を呼びかけ
オレゴン州ビーバートン– 2021年2月22日–本日、グラフィックスとコンピューティング向けの相互運用可能な標準規格を制定しているオープンコンソーシアムであるKhronos®グループ とビジョンテクノロジーを専門とするヨーロッパの業界をリードする団体であるEuropean Machine Vision Association (EMVA) は、組み込みカメラとセンサーを制御するためのオープンでロイヤリティフリーなAPIの標準規格を作成するにあたり、それに対する業界の関心を調査するべく、すべての人が無料で参加できる組み込みカメラAPI探索グループの結成を共同で発表します。すべての参加者は、ビジョンとセンサーの処理とそれに関連するアクセラレーションを使用して、市場の成長を加速し、組み込み市場の開発コストを削減する、新しい相互運用可能な標準規格の利用事例と要件について話し合えるようになります。この探索グループが重要なコンセンサスに達した場合、クロノスとEMVAは、適切な組織において、提案された標準化プロジェクトを開始するべく、活動することになります。
ビジョンとセンサー処理に取り組んでいるセンサーやカメラのメーカー、シリコンベンダー、およびソフトウェア開発社の方々のすべてをこのイニシアチブへご招待致します。このグループへ参加する際の詳細な情報やその方法はこちら をご覧ください。
Embedded Camera API Exploratory Groupは、業界からのリクエストによって作成されました。カメラセンサーは埋め込み型システム内にある、画像、ビジョン、および推論アクセラレーターと緊密に統合されています。組み込みビジョン市場におけるイノベーションと効率は、複数の高度なセンサーとカメラに必要となる開発コストとインテグレーションコストを削減するためのオープンでクロスベンダーなカメラ制御APIの標準規格がないことにより、制限されてしまっています。組み込みカメラとセンサーの相互運用が可能な標準規格とガイドラインの一貫したセットは、さまざまなカメラセンサー、深度センサー、カメラアレイ、ISPハードウェアの制御を可能にして、多様なアクセラレーターによるダウンストリーム処理用の高度な画像ストリームを生成することにより、メーカーとシステムインテグレーターによる展開を効率化できるのではないでしょうか。
この探索グループは、EMVAと協力して、新しいイニシアチブにクロノスの実証済みのフレームワークを使用します。NDAに署名することが可能な企業、大学、コンソーシアム、オープンソースの参加者、業界の専門家、など、誰でも無料で参加が可能です。すべての参加者は、この業界における標準化のイニシアチブの目的と高いレベルでの方向性を記載する作業範囲(SOW)書を作成する為のコンセンサスを作成することに対する業界のニーズとその利点を調べることに対して平等に意見を述べることができます。この探索グループは、2021年3月25日から数か月にわたってオンラインで会合をする予定です。
探索グループのすべてのディスカッションは、オープンなディスカッションを促進するために、シンプルなNDAでカバーされる予定です。このグループではあらゆる提案と関連するトピックを受け入れますが、参加者の知的財産(IP)を保護する為に、詳細な技術設計への貢献については議論をしない予定です。SOWが合意された際には、KhronosとEMVAは、これらの組織の通常の共同契約とIPフレームワークを使用して、最適なホスト組織またはオープンソースプロジェクトで標準化作業を開始する為に活動する予定です。
業界リーダーの多くがこの探索グループへの参加に関心を示しています。KhronosからはALL3D、Almalence、AMD、Apertus、AREA、Arm、Cadence、Codeplay、Collabora、EA、Facebook、Google、Holochip、HP、Huawei、LunarG、Mobica、NVIDIA、Oculus、OPPO、Qualcomm、RedHat、Texas Instruments、Ultraleap、Valveが。また、Allied Vision、Basler AG、Baumer、MVTec、Stemmer ImagingAGといった、EMVAメンバーやマシンビジョンにおける重要な役割の組織などもその中に含まれています。
「業界の大きな関心から判断すると、組み込みカメラとセンサーの相互運用が可能なAPIの必要性を特定し、調整するための取り組みを組織する時期が来ているようです。これは、OpenCL™、SYCL™、OpenVX™などのアクセラレーションAPIが高度なセンサーストリーム処理を加速するのによく使われるため、非常にKhronosに関係があるトピックです」と、Khronosグループの代表であるニール トレヴェットは述べています。「私たちの活動はEMVAを補完するものでもあり、2つの組織が協力して、業界のさまざまな部分からの有意義な議決をこの協力的な探索プロセスに組み込んでいけることを嬉しく思います。」
EMVAの代表であるクリス イエーツ博士は、次のように述べています。「このイニシアチブでKhronosと協力して、組み込みビジョンの将来に対する業界の一般的なニーズを理解できることを嬉しく思います。「EMVAとKhronosグループはどちらも、市場での摩擦を減らしながら、業界が新製品をより簡単に開発できるようにする標準化開発における確立された歴史があります。
この探索グループは、幅広い業界のニーズを理解するには優れたアプローチであり、多くの企業とその見解をオープンフォーラムにもたらします。私たちはKhronosグループと緊密に協力することを楽しみにしています、そして、新規であっても既存であっても、このビジョンコミュニティのための重要なイニシアチブへ参加する方々を歓迎します。」
業界からの支援の声
“Lack of API standards for advanced use of embedded cameras and sensors is an impediment to industry growth, collaboration and innovation. Enterprise AR customers and systems integrators/value added providers will benefit from greater clarity, open interfaces between modular systems and innovation in the component provider ecosystem. Standards for camera and sensor control will increase opportunities for powerful new combinations of sensor and AR compute resources, integration with existing IT, and lower cost and complexity of future solutions,” said Christine Perey, interoperability and standards program leader for the Augmented Reality for Enterprise Alliance (AREA).
“The establishment of this Exploratory Group provides a great opportunity to connect with the Khronos Group, EMVA and industry partners to ensure that together we can create the best experience for embedded cameras on all Linux platforms,” explained Laurent Pinchart, lead architect of libcamera®. “The Linux camera community has seen a need for standardisation and interoperability in the embedded camera space for more than a decade. We launched the libcamera project two years ago to address that need, initiating an ambitious effort to reach out to the industry and improve Linux camera support for mobile, embedded and desktop systems. We are eagerly looking forward to actively participating in the Exploratory Group and deepening our collaboration with all the involved parties.”
About EMVA
The European Machine Vision Association is a non-for-profit and non-commercial association representing the Machine Vision industry in Europe. The association was founded in 2003 to promote the development and use of vision technology in all sectors, and represents members from within Europe, North America, and Asia. The EMVA is open for all types of organizations having a stake in machine vision, computer vision, embedded vision or imaging technologies: manufacturers, system and machine builders, integrators, distributors, consultancies, research organizations and academia. All members – as the 100% owners of the association – benefit from the networking, cooperation, standardization, and the numerous and diverse activities of the EMVA. The EMVA is the host of four global machine vision standards: The two widely established standards GenICam and EMVA 1288 as well as the two standardization initiatives Open Optics Camera Interface (OOCI) and Embedded Vision Interface Standard (emVision).
Khronosについて
Khronos Group は、150以上の業界をリードする企業からなるオープンな非営利のメンバー主導のコンソーシアムであり、3Dグラフィックス、AR、VR、並列プログラミング、ビジョンアクセラレーション、機械学習のための最新でロイヤリティフリーの相互運用可能な標準規格を作成しています。Khronosの活動には3D Commerce™、ANARI™、glTF™、NNEF™、OpenCL™、OpenGL®、OpenGL® ES、OpenVG™、OpenVX™、OpenXR™、SPIR-V™、SYCL™、Vulkan®、WebGL™が含まれます。Khronosのメンバーは、Khronosが制定する仕様の開発と発展を推進し、仕様のドラフトと適合性テストへの早期アクセスを通じて、最先端のプラットフォームとアプリケーションの提供を加速することができます。
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Khronos®およびVulkan®は登録商標であり、SPIR-V™はKhronos Group Inc.の商標です。 OpenXR™は、Khronos Group Inc.が所有する商標であり、中国、欧州連合、日本、および英国で商標として登録されています。OpenCL™はApple Inc.の商標であり、OpenGL®は登録商標であり、OpenGL ES™およびOpenGL SC™のロゴはKhronosのライセンスに基づいて使用されるHewlett Packard Enterpriseの商標です。他のすべての製品名、商標、および/または会社名は、識別のためにのみ使用され、それぞれの所有者に帰属します。