Khronos Group News Archives

Vulkan Webセミナー

Vulkanとは何か。最新APIの仕様策定を行なったクロノス・グループによるWebセミナーを開催します(参加無料)。1時間のWebセミナーでは、APIの概要をはじめLunarG社が提供するVulkan SDKの詳細などをご紹介します。セミナー終了後は、Q&Aセッションが予定されています。なお、このセミナーは英語で行なわれます。 詳しく

クロノス・グループ、Vulkan 1.0を発表

業界を代表するハードウェア/ソフトウェア企業から構成されるオープン・コンソーシアムのクロノス・グループは、新API「Vulkan 1.0」を発表しました。Vulkan 1.0は、クロノスのWebサイトで発表と同時に無償でダウンロード入手可能です。Vulkanは、PC及びコンソールから携帯電話、組込みプラットフォームに至る広範囲な製品で使用されているGPU上で、高効率かつクロス・プラットフォーム対応のグラフィックス並びにコンピュート環境を提供します。ゼロから仕様策定作業が行なわれ、OpenGLやOpenGL ES 3D APIを補完する位置づけとなるVulkanは、CPUオーバーヘッドの最小化と効果的なマルチ・スレッド性能を実現しながら、性能と予測可能性の最大化のために、GPUアクセラレータ上でアプリケーションの直接コントロールを可能とします。Vulkan 1.0ハードウェア・ドライバとSDKは発表と同時に提供され、デベロッパはVulkan対応アプリケーションとエンジン開発を直ちに開始することができます。Vulkanに関する詳細情報は、クロノスのWebサイト(https://www.khronos.org/vulkan/)をご参照ください。 詳しく

クロノス・グループ、へテロジニアス並列プログラミング向けにOpenCL 2.1ならびにSPIR-V 1.0を発表

SPIR-Vインターメディエイト言語はOpenCL 2.1ならびにVulkan APIの中核機能であり、オープンソースがコンピュテーション言語やフレームワークでのSPIR-Vの使用を促す

業界を代表するハードウェア/ソフトウェア企業から構成されるオープン・コンソーシアムのクロノス・グループは、ヘテロジニアス並列コンピュテーション向けOpenCL ™2.1ならびにSPIR-V™ 1.0の批准と、一般公開を発表しました。新しいSPIR-VクロスAPIインターメディエイト言語の公開は、OpenCL 2.1の普及をより保証するものです。クロノスは、並列コンピュテーション言語とフレームワーク開発のため、強力なランタイム機能の、より広範囲での使用を保証するため、OpenCL 1.2と2.0をはじめ、今後公開予定のVulkan™グラフィックスAPIにおけるSPIR-Vの使用を可能とする、オープンソース・ユーティリティやエクステンションを公開しています。OpenCL 2.1暫定仕様として公開されていたOpenCL C++カーネル言語は仕様が確定し、SPIR-Vランタイム実行用として公開されました。OpenCL 2.1ならびにSPIR-VはクロノスのWebサイトからダウンロード入手いただけます(www.khronos.org/opencl/  www.khronos.org/spir/)。

クロノスが仕様策定したインターメディエイト言語のSPIR-Vは、グラフィックス・シェーダーならびにコンピュテーショナル・カーネル向けの、ユニークかつネイティブなサポートを行います。コンパイラの対象に適格に準備されたSPIR-Vは、グラフィックスやコンピュートを集中的に使用する環境でのコンパイラ・チェーンの分割を可能とし、高レベル言語とフレームワークのフロントエンドは、VulkanならびにOpenCLドライバによって効果的に実行されるよう、プログラムを行うことができます。ビルトインされた高レベル言語ソース・コンパイラの要求を消去することは、GPUドライバの複雑性を劇的に削減し、言語フロントエンドの多様性を促します。さらに、標準化されたインターメディエイト言語は、カーネルIPプロテクションの測定、カーネルのローディング時間の加速、デベロッパに共通の言語フロンとエンドの使用を可能とし、複数のランタイム・インプリメンテーション上でカーネルの信頼性やポータビリティを改善します。

クロノス・グループ代表で、NVIDIAでバイス・プレジデントを務めるNeil Trevettは次のコメントを発表しています。「VulkanやOpenCLでSPIR-Vを使用することは、最適化されたバック・エンド・ドライバでハードウェア・コミュニティの投資を実行する、多様な言語やミドルウェア・フロントエンドの提供を可能とし、グラフィックスならびにコンピュート・エコシステムを新たなものとする基本となるでしょう。OpenCL 2.1はSPIR-Vの能力を、2016年中ごろの仕様完成を目指してOpenCL++カーネル言語の作業中も、デベロッパに提供することになるでしょう。」

クロノスは、OpenCL 2.1ならびにSPIR-Vの発表と同時に、SPIR-Vの使用を促進するためにGitHubにおける数多くのオープンソースを発表しました。

  • ツールチェーンでのLLVMとSPIR-Vインターメディエイト言語同士の柔軟な使用を可能とする、バイ・ダイレクト・トランスレータ
  • バイ・ダイレクト・トランスレータ経由でSPIR-Vを生成するOpenCLとLLVMコンパイラ
  • SPIR-Vアセンブラ、ディ・アセンブラ

すでに、オープンソース・コミュニティがSPIR-Vを積極的に活用しており、これらのオープンソース・プロジェクトはこちらからご覧いただけます(https://www.khronos.org/spir/resources)。

また、SPIR-V 1.0をサポートするために、OpenCL 2.1はOpenCL APIに次の拡張機能を提供します。

  • ハードウェア・スレッドのより詳細なグレイン・コントロールを可能とするサブグループと、増大するフレキシビリティの要求に対するサブグループ・クエリー・オペレーション
  • clクローンカーネルは、ラッパクラスでのコピー・コンストラクタの安全なインプリメンテーションのために、カーネル・オブジェクトとステートの複製を可能
  • ロー・レーテンシー・デバイス・タイマーは、デバイスとホスト・コード間データ・プロファイルのアライメントをより詳細に実行可能

OpenCL 2.1ならびにSPIR-V 1.0に対する業界のサポート
「AMDは、コア・コンポーネントとしてインターメディエイト言語を標準搭載したOpenCL™の登場に感動を覚えます。私たちは、この登場がOpenCL対応デバイスのコンピュート能力を完全に引き出すことができる高レベルなプログラミング言語に、より多くの革新をもたらすきっかけだと確信しています。私たちは、業界に対する真の進歩である、コンピュートならびにグラフィックス両コミュニティをサポートする標準の策定努力を賞賛します。」(Greg Stoner氏、AMDシニア・ディレクタ)

「私たちはSPIR-VとOpenCL 2.1の進化に係わっていることにとても喜んでいます。この発表は、シングルソースのC++プログラミング向けクロノスSYCLがOpenCL 2.1対応プラットフォームで使用可能となるため、C++アプリケーション・デベロッパに恩恵をもたらします。」(Andrew Richards氏、Codeplay CEO)

「限られたコンピュート関連予算の中で、より高いコンピュート性能を引き出すことは、組込み/モバイルシステムの機能やアプリケーションにとってとても重要です。ヘテロジニアス・コンピュートは、この問題解決に効果的な手段として注目を集めており、イマジネーション社はクロノスがOpenCL 2.1ならびにSPIR-V 1.0の仕様策的に直接関与していることをうれしく思います。GPUコンピュートは、大規模な並列パワー・アクセラレーションの根幹であり、これらの新しい仕様が広範囲のプラットフォーム上のアプリケーションのより迅速な開発を支援すると期待しています。」(Peter McGuiness氏、Imagination Technologiesマルチメディアテクノロジー担当ディレクタ)

「Mobicaは、クロノスが発表したグラフィックスならびに並列コンピューティング分野の仕様策定を歓迎します。コアのインターメディエイト言語としてSPIR-V 1.0を使用するためにOpenCL 2.1とVulkanを共に活用することは、グラフィックスならびに並列コンピューティング業界にとっては素晴らしいニュースです。」(Jim Carroll氏、Mobica CTO)

スーパーコンピューティング2015におけるOpenCL
11月15日〜20にテキサス州オースティンで開催される、「スーパーコンピューティング2015」でのOpenCL関連イベントをご紹介します。

OpenCLブース #285
ブースでは、OpenCL、SYCLならびにSPIRに関する技術情報を提供しています。ブースでOpenCL、SPIR™のステッカー、OpenCL 2.1ならびにSYCLの無料リファレンスカードを配布しています。
チュートリアル「ヘテロジニアス・コンピューティングのためのポータブル。プログラム: ハンズオン」
11月16日(月)、8:30am – 5:00pm (会場: 17B)受講者が自身のPC(Windows、LinuxまたはOS/X)を使用して講義と実践を受けることができます。詳細はこちらをご覧ください。
http://sc15.supercomputing.org/schedule/event_detail?evid=tut124
OpenCL BOF「多様なOpenCLエコシステムの体験」
11月18日(水)、5:30 – 7:00pm (会場: 17AB)
OpenCLのコミュニティはますます大きくなっています。このセッションでは今回発表した最新のAPIであるOpenCL 2.1ならびにSPIR-V 1.0、SYCL 1.2のご紹介を行います。参加者は会場内に展示されるAltera、AMD、Codeplay Software、Intel、Xilinx各社の製品を通して、OpenCLを体験することができます。詳細はこちらをご覧ください。
http://sc15.supercomputing.org/schedule/event_detail?evid=bof142

Khronos Groupについて
The Khronos Groupは、さまざまなプラットフォームやデバイス上で並列コンピューティング、グラフィックス、ビジョン、センサー・プロセッシング、ダイナミック・メディアのオーサリング及び高速化を可能とする、オープンな業界標準の仕様策定を行うコンソーシアムです。クロノスが仕様策定する業界標準にはVulkan™, OpenGL®, OpenGL® ES, WebGL™, OpenCL™, SPIR™, SPIR-V™, SYCL™, WebCL™, OpenVX™, EGL™, COLLADA™, glTF™があります。クロノスの会員は各仕様の策定作業に参画し、一般公開前のさまざまな過程で仕様策定に関する投票を行うことができるほか、仕様のドラフトへのアーリーアクセスならびにコンフォーマンス・テストを通して、自身のプラットフォームやアプリケーション開発の期間短縮や機能強化に役立てることができます。詳細情報はWebサイトで公開されています(www.khronos.org)。

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Khronos, Vulkan, DevU, SPIR, SPIR-V, SYCL, WebGL, WebCL, COLLADA, OpenKODE, OpenVG, OpenVX, EGL, glTF, OpenKCAM, StreamInput, OpenWF, OpenSL ES and OpenMAX are trademarks of the Khronos Group Inc. ASTC is a trademark of ARM Holdings PLC, OpenCL is a trademark of Apple Inc. and OpenGL is a registered trademark and the OpenGL ES and OpenGL SC logos are trademarks of Silicon Graphics International used under license by Khronos. All other product names, trademarks, and/or company names are used solely for identification and belong to their respective owners.

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クロノス・グループ
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クロノス・グループ、3Dシーン/モデル向けに効果的かつ相互利用可能な送信を可能とする「glTF 1.0」を発表

3Dストリーミング/圧縮における技術革新を可能とする、拡張可能フォーマット

業界を代表するハードウェア/ソフトウェア企業から構成されるオープン・コンソーシアムのクロノス・グループは、3Dコンテンツの送信及びローディング向けにロイヤリティで提供するglTF 1.0(GL Transmission Format)が批准され、ツールの提供ならびにアプリケーションベンダーの使用が可能となったと発表しました。glTFは、3Dシーン/モデルを圧縮し、WebGLや他のAPIを使用したアプリケーションによるランタイム処理を最小限にする、効果的かつ相互利用可能なアセット送信フォーマットです。glTFは、3Dコンテンツならびにサービスの共通パブリッシング・フォーマットを定義します。glTFに関する詳細情報はこちら(https://www.khronos.org/gltf/)をご参照ください。

クロノス・グループ代表でNVIDIAのバイスプレジデント、ならびにクロノス3Dフォーマット・ワーキング・グループのチェアを務めるニール・トレベットは、次のようにコメントしています。「インターネット上での効果的なメディアデータの送信・処理を可能とする業界標準が生まれると、極めて大きな市場機会が創られます。JPEGやMP3が写真や音楽向けの業界標準となったように、glTFは3Dアプリケーションにとって重要な標準となるでしょう。glTF 1.0は、すべての3Dアプリケーションが使用可能なベースライン・アセット送信機能を提供し、アセット送信及び圧縮における、現在進行中の革新に対応した強力な拡張を可能とします。」

COLLADAのような、従来の3Dモデリング・フォーマットはワークフローのオーサリングにおいて3Dアセット変換するようにデザインされていますが、ダウンロードやローディングを効果的に行うよう最適化されていません。多くのアプリケーションは、3Dアプリケーションによって消費できる標準モデルの制作からツールを防ぐために、アセットを適切なランタイム・フォーマットに変換します。

glTFは、最小限の処理でローディング及びレンダリング可能な、ベンダーやランタイムに左右されないフォーマットを定義します。フォーマットは、構文解析可能なJSONシーンとマテリアルディスクリプションを容易に組み合わせることができ、バイナリ・ジオメトリ、テクスチャ、アニメーションを参照します。glTFは、ノード、メッシュ、カメラ並びにアニメーションを伴う完全にヒエラルキーなランタイムしーんを作るために、最小限の追加解析処理で、WebGLアプリケーションに効果的にロードすることができます。

WEVR社プラットフォーム製品担当バイスプレジデントで、glTFの共同編集者であるトニー・パリシ氏は次のコメントを述べています。「WebGLやOpenGLは、数十億人の消費者に三次元ビジュアライゼーションを届けました。しかし、今までこれらのアプリケーションに三次元データを取り込む業界標準の手段がなかったのです。glTFは、あらゆるプラットフォーム上でエンタテイメント、教育、デジタルマーケティング、ソーシャルメディア、バーチャルリアリティを含む三次元コンテンツの広範囲な提供を可能とします。」

三次元モデルやシーンは幅広いアプリケーションで使用されており、glTFは異なる使用状況での送信、圧縮、ストリーミング技術にかかわる革新的な技術を可能とする、優れたフォーマットです。企業は自身のビジネスのニーズに応じてglTFのエクステンション機能を設定することができ、クロノスは標準として広く拡張できるよう、協力的なフォーラムを提供します。エクステンションはglTF 1.0の発表と同時に使用可能で、バイナリ・シーン・ディスクリプションや地理アプリケーション向けの高精細レンダリングを使用できる機能が含まれます。開発におけるエクステンションには、Fraunhofer IGDの極めて大きな3Dモデルの洗練されたストリーミングや、MPEGコンソーシアムの3DCG技術を用いた先進の3Dメッシュ圧縮技術が含まれます。

glTFはGitHubが無料公開するマルチ・コンバータやローダの仕様やソースと共に、オープンな環境で開発されてきました。ツールはクロノス、Analytical Graphics Inc.、Motorolaが提供するCOLLADAからglTFへのオフライン/オンラインコンバータをはじめ、Autodeskが開発したFBXからglTFへのコンバータ、ならびにthree.js、MicrosoftのBabylon.js、CesiumならびにX3DOMといったWebGLエンジン向けのローダが使用可能です。

業界のサポート
「業界にある無数の3Dフォーマットの中で、glTFは標準仕様への要求に応え、OpenGLベースの表示及び処理ツールのエコシステムの基礎を策定するものです。」(Stefan Corazza氏、Adobe、シニア・プリンシパル・サイエンティスト)

「glTFは、デベロッパにWebやモバイル・アプリケーション上で3Dデジタル・アセットの運用をより簡素化するための、素晴らしい機能を提供します。」(Cyrill Fauvel氏、Autodesk、シニアADN Sparksマネージャ)

「デスクトップ・アプリケーションからクラウドに3Dコンテンツの領域を広げるのは、協業のためにとても大きな新しい可能性をもたらします。デザイナは作業の初期段階で作業を共有でき、メーカは製造までに製品がどのような形になるのか見ることができ、教育者は講座の教材の中身をインタラクティブに作成するなど、多くのことができるようになります。コンテンツ制作の課題として解決しなければならない、ハードウェアやブラウザがより高機能となれば、このような未来はもうすぐ現実のものとなるでしょう。ツールメーカやエンジン・デベロッパの作業のためにインターオペラビリティのある標準を使用できることは、とても素晴らしいことであり、glTFに期待しています。」(Ross McKegney氏、Platform@Box)

「glTFは、webGLエンジンにアセット・パイプライン・ツールとしての使用を可能とするもので、エンジン及びツール双方のより高速な動作を支援します。」(Patrick Cozzi氏、Cesium、プリンシパル・グラフィックス・アーキテクト)

「私たちは、宣言方3D及びラージモデル・ビジュアライゼーションは3Dリソースの効果的な転送の標準として価値があると考え、glTFの開発に積極的に参加しています。」(Johannes Behr氏、Fraunhofer IGD、ビジュアル・システム・テクノロジーズ部門代表)

CADや3Dセンサ・データのような大きなエレメントの変換プロセスは、レガシー・ファイル・フォーマットの分断や標準とのギャップによって厄介な問題となります。クラウド・コンピューティングや知覚対応のウェアラブル・ハードウェアは、インタラクティブなビジュアル機能に対応しているにもかかわらず、ハンドフリーのデバイスにストリーミングするときに、3Dの品質やビジュアルのトレードオフが必ず起こります。glTFは、複雑な使用状態が何度も生じるときの生涯を取り除きながら、処理を正常に行います。これはオーギュメントで組み合わされたリアリティのインターオペラビリティにとって本当に便利です。」(Sam Murley氏、DMI、研究開発担当マネージャ)

「babylon.jsチームにとって、glTFは3Dエコシステムで円滑な統合をするための機能として不可欠なのは、明らかでした。」(David Catuhe氏、babylon.js、マイクロソフト、プリンシパル・プログラム・マネージャ、babylon.jsの著者)

「glTFの作業が始まったら、Babylon.jsチームはglTFが高度に優れた標準となることを瞬時に理解しました。」(Julien Moreau-Mathis氏、マイクロソフト、Babylon.jsチームメンバー)

「3Dグラフィックスの転送モデルを定義することは、実に広範囲にわたる3Dグラフィックスやその使用事例に対応しなければならないことから、とても大変なことです。そのため、イメージやビデオとは対照的に、3Dエコシステムはシンプルで一般的かつ効果的なデータとして扱うのに躊躇してきたのです。gLTFは、どのアプリケーションを圧縮するか特定し、どの転送コンポーネントを徐々に追加できるかの基礎を定義する、重要な仕事を有します。私たちは、3Dテクノロジが幅広く採用されるために、glTFエクステンションによって効果的なMPEG圧縮テクノロジがより効果的なものとなることを期待しています。」(Marius Preda氏、MPEGコンソーシアム)

「Open Geospacial Consotiumは現在、分散3Dジオスパシアル・データのインターオペラブルなビジュアライゼーションを可能とする、3Dポートレイヤル・サービスの開発に取り組んでいます。glTFの圧縮・送信能力は素晴らしく、私たちが取り組んでいる開発とデータ配送フォーマットに完全に適合します。」(Volker Coors氏、3Dポートレイヤル・サービス標準化分科会チェア、Open Geospacial Consotium)

「SRCは、オープンソースなExtensible 3D (X3D)プロジェクトでデモされたHTML5互換に対応するX3Dインターナショナル仕様に対応するShapeジオメトリをデザインしています。Web3Dコンソーシアムは、X3Dバージョン4の開発の一部として、SRC圧縮及びストリーミング機能の統合を行いたいと願っています。Web3Dのメンバーは、Webインターオペラビリティのこの重要な部分に関して、クロノスと密接な関係を続けたいと考えています。」(Don Brutzman氏、X3Dワーキンググループ代表)

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ISMAR 2015 in beautiful Fukuoka, Japan

ISMAR 2015, the 14th IEEE International Symposium on Mixed and Augmented Reality. ISMAR 2015 will be held for 29 September to 3 October in beautiful Fukuoka, Japan. 詳しく

Vulkan: High-Efficiency GPU Graphics and Compute - glNextとして発表されたVulkanって?

日時 8月28日(金) 16:30~17:30
形式 レギュラーセッション
プラットフォーム コンシューマアーケードPCモバイル 受講スキル
OpenGL/GLESの今後について興味がある方
別のグラフィックスAPIを使っていて、OpenGL/GLESには余り興味はないけど、今後の動向は知っておきたい方

受講者が得られるであろう知見
OpenGL/GLESの今後の方向性や、Vulkanの思想、基本的な知識
Vulkanを使うにあたっての基本的な知識や何を参考にすべきかの情報 詳しく

スマホでPS4世代のグラフィックスを実現? OpenGL ES 3.1の拡張機能「Google AEP」や次世代OpenGLの話をKhronos Group代表に聞いてみた

OpenGL」や「OpenCL」などを策定する規格化団体のKhronos Group(クロノスグループ)は,Game Developers Conference(以下,GDC)の会期中に組み込み機器向けグラフィックスAPI「OpenGL ES」の新バージョンを,SIGGRAPH会期中にOpenGLの新バージョンを発表するのが,ここ数年の定例行事となっていた。たとえば,2014年3月に開かれた「GDC 2014」では,「OpenGL ES 3.1」が発表されている。SIGGRAPH 2014でもそれを踏襲し,OpenGLの最新版となる「OpenGL 4.5」が発表された。 詳しく

Intel, 初のOlenCL 2.0コンフォーマンス・テスト対応プラットフォームを発表

Inetlは、OpenCL向けに同社のSDK(R2)をサポートしたCore Mプロセッサ対応の、同社初となるOpenCL 2.0コンフォーマント・プラットフォームを発表しました。 詳しく

AlteraがIDF14でOpenCL関連デモを実施

Alteraがインテル・デベロッパーズ・フォーラム(IDF14)で、先進のリコンフィギュラブル・ロジック技術のデモンストレーションを公開していますが、FPGAを用いた財務モデル・アクセラレーション・デモでは、OpenCLを用いています。 詳しく

WebGLウェジェット・コンテストを行います

クロノス・グループは、WebGLウェジェット・コンテストの開催を発表しました。応募締め切りは11月25日(米国時間)、結果発表はSIGGRAPH ASIA 2015会期中の12月2日に行われる予定です。応募規定・詳細は下記URLをご参照ください。皆さまのご応募お待ちしています。 詳しく

書籍「WebGL Insights」の執筆者を公募しています

クロノス・グループは、SIGGRAPH 2015開催に合わせて出版を計画している書籍「WebGL Insights」の執筆者を公募しています。先進のWebGL技術に関する論文掲載にご関心ある方は、下記リンクURLで詳細をご確認後、クロノスまで企画書をお送りください。 詳しく

記事掲載「スマホでPS4世代のグラフィックスを実現? OpenGL ES 3.1の拡張機能「Google AEP」や次世代OpenGLの話をKhronos Group代表に聞いてみた」

SIGGRAPH 2014会場で行われたクロノス代表二ール・トレベットのインタビューが、4Gamer.netに記事掲載されました。 詳しく

記事掲載「SIGGRAPH2014報告(1) 米クロノス・グループ、CG用APIの統合発表」

SIGGRAPH 2014で行われたクロノス代表二ール・トレベットのインタビューが、映像新聞に記事掲載されました。 詳しく

SIGGRAPH 2014 BOFプレゼンテーションスライドを公開中

カナダ・バンクーバーで開催されたSIGGRAPH 2014で行われたKhronos BOFのプレゼンテーションスライド(PDF)を、クロノスWebサイトで公開しています。 詳しく

クロノス・グループ、SPIR 2.0の暫定仕様を公開

2014年8月12日(北米時間2014年8月11日) ニュースリリース クロノス・グループ、SPIR 2.0の暫定仕様を公開 ヘテロジニアス・コンピューティング向けオープンでクロス・プラットフォーム対応インターメディエイト規格が、OpenCL 2.0デバイス・プログラムのコード化方式に対応 業界を代表するハードウェア・ソフトウェア企業各社から構成されたオープンなコンソーシアム「The Khronos™ Group」(代表:二ール・トレベット、以下:クロノス)は、SPIR™ 2.0の暫定仕様を承認し、公開したと発表しました。OpenCL™ 2.0デバイス・プログラムは「非ソース」コード化方式に対応し、バイナリ・レベルの可搬性も保ちます。SPIR (Standard Portable Intermediate Representation) は、クロス・プラットフォームに対応した業界初のオープンなインターメディエイト規格で、可搬性の高いヘテロジニアス並列コンピューティングを対象とし、LLVMのIR を基盤としています。SPIRには開発者にとっていくつか恩恵があり、機密にしたいカーネル・ソースを開示せずに済むほか、OpenCL C以外にも、Open CLのプラットフォームやデバイス向けに、さまざまな言語のフロント・エンドを容易に実装可能です。SPIRの仕様やレジストリは、ウェブ・ページ (https://www.khronos.org/registry/spir)で公開しています。 SPIRが開発されるまで、ヘテロジニアス・システム上の並列処理アクセラレーション機構にアクセスするツールや言語を開発するためには、各ベンダー独自のハードウェア・アーキテクチャーに応じて、コンパイラのバック・エンドを実装しなければならず、個別的で詳細な知識が必要でした。SPIR規格の公開により、各ベンダーはそれぞれのハードウェア上で、SPIR形式のバイナリが高速に動作するようにします。その結果、単体のアクセラレータ・ボード、チップ上のシステム、グラフィックス・プロセッサ、FPGAなど、さまざまなプラットフォーム上で動作するプログラムが、高レベル言語で記述できるようになりました。たとえばOpenACC、C++ AMP、Pythonの開発者は、SPIR形式のバイナリを生成するように実装するだけで、各ベンダーが最適化したバック・エンドを使って動作させることが可能です。 SPIRを採用すれば、可搬性の高い並列プログラムを開発するための、コンパイラ用ミドルウェアの豊富なエコシステムも、LLVMやOpenCLなどの強力な基盤上に構築できます。SPIR 2.0はLLVM 3.4 IRを特殊化したものですが、OpenCL特有のセマンティックも組み込んでいます。cl_khr_spirはOpenCL 1.2および2.0に対する標準のエクステンションで、SPIRのインスタンスからOpenCLのプログラム・オブジェクトを生成し、ランタイムにロードする方法を定義しています。SPIRの開発後、その有効性は複数のベンダーによるOpenCLの実装により検証されました。また、KhronosとLLVMやClangのコミュニティーとの間で交わされた協議プロセスも有意義なものでした。 SPIR 2.0の暫定仕様公開は、OpenCL開発者のコミュニティーに最終仕様の確定前にフィードバックをするために行いました。Khronosのフォーラム(https://www.khronos.org/opencl/spir2_0_feedback_forum)への投稿をお待ちしています。 OpenCL 2.0では、ホストとデバイスのカーネルが直接、ポインターで連結された複雑なデータ構造(木、リンク・リストなど)を共有できるので、非常に適応性の高いプログラミングが可能であり、ホストとデバイス間のコストがかかるデータ転送を削減できます。SPIR 2.0は、OpenCL C 2.0に組み込まれた、次のような新機能にも対応しています。 汎

    用アドレス空間:引数に対して名前つきアドレス空間を指定せずに、関数を記述できます。ある型を指すポインターとして宣言された引数の場合に、特に有用です。アプリケーションで用いる名前つきアドレス空間それぞれに対応して、いくつもの関数を記述する必要がありません。 デバイス側カーネルによるエンキュー:デバイス側のカーネルは、ホストの介入なしに、当該デバイス上のキューに作業を入れてスケジューリングできます。適応性の高い作業スケジューリング・パラダイムが実現され、デバイスとホスト間で実行制御や実行データをやり取りする必要がなくなるので、ホスト・プロセッサ側のボトルネックの軽減に貢献します。 C++11のアトミック:C11のアトミックや同期演算のサブセット。ある作業アイテムを可視状態にして、別の作業アイテムに代入できます。これは、ある作業グループ内あるいは異なる作業グループ上で実行でき、さらにこの機構により、OpenCLデバイスとホスト間でデータ共有することも可能です。 パイプ:データを格納するメモリー・オブジェクトで、FIFOで動作します。OpenCL 2.0には、パイプの読み書きをおこなう、カーネル用の組み込み関数があり
ます。OpenCLの実装者がパイプというデータ構造を高度に最適化して実装し、これを簡単にプログラムに組み込めるようにするのが目的です。 AMDでヘテロジニアス・アプリケーションおよび開発者ソリューション担当バイス・プレジデントを務めるManju Hegde氏はこうコメントしています。「私たちは、ヘテロジニアス・コンピューティングの可能性を充分に引き出すためには、OpenCL、SPIRが正しい取り組みであると考えており、AMDはこれからもOpenCL、SPIRなどといった業界標準への支援を継続します。SPIRが今後もOpenCL 2.0に対応して発展し、プラットフォームを改善し、ヘテロジニアス・システム用言語にさらなる革新をもたらすものと期待しています。SPIR 2.0は、業界が広く求める、非常に柔軟性の高い標準バイナリ形式の仕様です。コンパイラや言語のベンダーは、共通のクロス・プラットフォームを対象として、コードを生成するようになるでしょう。」 KhronosはSPIR以外にも、次に挙げるオープン・ソース・ソフトウェア・コンポーネントを開発し、LLVMやClangと同じライセンス方式で、Github経由で公開しています。 Op
    enCL Cによるカーネル言語デバイス・プログラムからSPIRを生成するよう改変したClang。 SPIRモジュール検証プログラム(LLVMパスの形式で記述)。 SPIR組み込み名のマングラー:スタンドアローンのライブラリーおよび実行形式ファイルとして記述:。 SPI
Rの仕様に現れるすべての列挙値の定義を記述したヘッダー・ファイル。 SPIR 1.2は、Clang/LLVM 3.2、SPIR 2.0はClang/LLVM 3.4をそれぞれ使っています。リソースの詳細は、ウェブ・サイト(https://github.com/KhronosGroup)から入手可能です。 Khronos Groupについて The Khronos Groupは、さまざまなプラットフォームやデバイス上で並列コンピューティング、グラフィックス、ビジョン、センサー・プロセッシング、ダイナミック・メディアのオーサリング及び高速化を可能とする、オープンな業界標準の仕様策定を行うコンソーシアムです。クロノスが仕様策定する業界標準にはOpenGL®, OpenGL® ES, WebGL™, OpenCL™, SPIR™, SYCL™, WebCL™, OpenVX™, OpenMAX™, OpenVG™, OpenSL ES™, StreamInput™, COLLADA™, glTF™があります。クロノスの会員は各仕様の策定作業に参画し、一般公開前のさまざまな過程で仕様策定に関する投票を行うことができるほか、仕様のドラフトへのアーリーアクセスならびにコンフォーマンス・テストを通して、自身のプラットフォームやアプリケーション開発の期間短縮や機能強化に役立てることができます。詳細情報はWebサイトで公開されています(www.khronos.org)。 ### Khronos, DevU, StreamInput, SPIR, SYCL, WebGL, WebCL, COLLADA, OpenKODE, OpenVG, OpenVX, glTF, OpenSL ES and OpenMAX are trademarks of the Khronos Group Inc. ASTC is a trademark of ARM Holdings PLC, OpenCL is a trademark of Apple Inc. and OpenGL is a registered trademark and the OpenGL ES and OpenGL SC logos are trademarks of Silicon Graphics International used under license by Khronos. All other product names, trademarks, and/or company names are used solely for identification and belong to their respective owners. end 詳しく

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