Khronos Group、インターネットにハードウェア・アクセラレート3Dグラフィックスをもたらす「WebGL」イニシアティブを発表
2009年8月5日(米国時間8月4日) - 米ニューオーリンズ、SIGGRAH 2009 - オープンでロイヤリティ無料の業界標準API仕様の策定と開発の支援を行うKhronos(TM) Group (クロノス・グループ、以下: クロノス)は、ブラウザ・プラグインなしでWebページにハードウェア・アクセラレート3Dグラフィックスを表示可能とする仕様の策定を行う、新イニシアティブ「WebGL」のワーキング・グループの詳細を発表しました。2009年3月に行われたGDC 2009で発表されたWebGLワーキング・グループには、AMD, Ericsson, Google, Mozilla,NVIDIA, Operaといった業界を代表する企業が参画しています。
WebGLワーキング・グループは、OpenGLまたはOpenGL ESをサポートするプラットフォーム上で、ブラウザ内のリッチ3Dグラフィックス表示を可能とするため、JavaScriptをOpenGLR ES 2.0に結合する策定作業を行います。ワーキング・グループは、ポータブル性能や安全なシェーダー・プログラムを含む、さまざまなブラウザやプラットフォーム上でのコンテンツ・プログラマビリティを提供するための仕様を開発します。WebGLは、定評のあるクロノスの開発プロセスの元、2010年上半期に最初のパブリック・リリースを、ロイヤリティ無料で公開する予定です。クロノスは、WebGLの仕様策定作業への参加に関心ある企業のクロノスへの参画を呼びかけています。(詳しく)