クロノスのコンフォーマンス・テストについて

ソフトウェア・デベロッパであれば、クロノスAPIを自由に使用してソフトウェア・ツール、アプリケーション、ミドルウェアを何ら制限なくプログラミングできます。

Adopter アドプター

個人または企業でクロノスAPIを実装している製品を開発している場合、クロノスが指定したコンフォーマンス・テストに合格しないと、APIの名称やロゴの製品への使用や、クロノス仕様に「コンプライアントしている」または「コンフォーマントしている」製品と称することはできません。これは、どのベンダーによって実装されてもクロノスAPIの一貫性が維持され、デベロッパにとって信頼性のあるプラットフォームが構築されることを保証するためです。

企業が製品のコンフォーマンス・テストを実施できるよう、APIごとにアドプターズ・プログラムを作成しました。APIのクロノス・アドプター契約に署名した企業はアドプターと呼ばれます。

クロノスでは、アドプターからの会費によってグループの活動を維持しています。通常、APIを制限なく製品に実装する場合のアドプター費用は15,000米ドルです。クロノス会員には通常割引価格が適用されます。

  • クロノス・アドプター契約には、アドプターが自分のプラットフォームにダウンロードし、移植し、実行してテスト結果ログを生成するAPIのクロノス・コンフォーマンス・テストのソース・ライセンスが含まれています。
  • アドプターは、クロノス・ワーキング・グループ会員との双方向の最優先の通信手段であるアドプター・メーリング・リストにアクセスできます。 (Khronos Adopters Agreement)
  • クロノスはテスト・ログをアップロードするためのサーバを提供しています。アップロードされたテスト・ログはAPIワーキング・グループにレビューされ、30日後に製品がコンフォーマントとみなされます。
  • またアドプター契約には、コンフォーマントな製品に関連してAPIの名前とロゴを使用できる商標ライセンス契約が含まれています。
  • 関連のKhronos Group Conformance Test Process Procedures(クロノス・グループ・コンフォーマンス・テスト・プロセス手順)資料には、諸費用、申請により対象となる製品、製品申請の更新方法、申請に問題が見つかった場合の対処などの詳細が記載されています。
  • Khronos Trademark Guidelines(クロノス商標ガイドライン)には、開発およびコンフォーマンス・プロセス中にアドプターはクロノス商標の正しい使用方法について正確に詳細を記載しています。
  • クロノス商標を使う場合は、Khronos Trademark Usage Guidelines(クロノス商標使用ガイドライン)に従います。
  • コンフォーマンス・テストに合格すると、コンフォーマント製品はクロノスのWebサイトで紹介されます。

 

Implementer インプリメンター

クロノスは、実際に仕様を実装している企業の他に、より幅広いコミュニティがコンフォーマンス・テストを実行して使うことの恩恵を受ける標準をいくつか持っています。現在、これらの標準としてCOLLADAとWebGLがあります。これらの標準について、クロノスは、クリックスルー・インプリメンターズ契約から無料で参加できるインプリメンターズ・プログラムを実施しました。インプリメンターズ・プログラムは、プロセスがフォーマルでないアドプターズ・プログラムの縮小版にアクセスできますが、インプリメンターズ・プログラムでコンフォーマントになった後は、APIのロゴではなく、APIの名前のみを使うことができます。

(Chart translation to be delivered)

インプリメンター・プログラムは、APIに関わるコミュニテイ及び完全なアドプター・プログラムを補完するものです。ユーザがクロノスAPIを使用した製品をインプリメントするのなら、アドプターとなってその恩恵をすべて受けることをお勧めします。

その他の詳細情報

COLLADA インプリメンター・プログラム
WebGL インプリメンター・プログラム

コンフォーマンス・テストの申込料

すべてのアドプターは、アドプター資格を申請した時点での最新バージョンを含む、あらゆるバージョンのAPIを使用した製品を、制約を受けることなく無制限にテスト申込することができます。