OpenXR - Khronos Virtual Reality Standard Initiative

Epic Games社の創設者、CEOのティム・スウィーニー(Tim Sweeney)氏: 「主流となっているプラットフォーム全般において、VRが今まさに急成長を遂げようとしている中、クロノスのこの新オープン仕様への取り組みは実に時機を得ていると言えます。Epic Gamesはこの取り組みに全面的に貢献し、その成果となるAPIを当社のUnreal Engineに取り込み、サポートする予定です。」

VR標準に対する業界ニーズ

The Industry need for a Virtual Reality Standard

 

今日のVR市場は、各社専有の実行環境やドライバー・インタフェースによって分断化され、マルチプラットフォームで容易に実行可能な幅広いVR体験の構築を遅らせる要因となっています。

この状況が進むことで、複数のVR端末に対応しようとするデベロッパー側の手間が増え、消費者側のコンテンツ選択肢も少なく、VR市場の成長を遅らせる要因ともなっています。

クロノスのVR標準仕様には、ヘッドセットやコントローラー等のオブジェクト・トラッキング用クロスプラットフォーム型API各種や、さまざまなディスプレイ装置に合わせた、レンダリング機能が含まれます。

今こそ、プロジェクト参加のときです

現在進めている、標準仕様の範囲と重点目標の打ち合わせ段階が完了次第、提案と設計の詳細化を速いペースで進めることになります。作業はまだ始まったばかりですので、皆さまがその方向性に意見を盛り込む、今がチャンスです。

 

イニシアティブに参加している企業

このイニシアティブを推進している企業をご紹介します。このほかにも数多くの企業が参加を表明しており、これを機に御社もぜひご参加ください。
Epic, Oculus, Valve, AMD, ARM, NVIDIA, Tobii

Epic Games社の創設者、CEOのティム・スウィーニー(Tim Sweeney)氏: 「主流となっているプラットフォーム全般において、VRが今まさに急成長を遂げようとしている中、クロノスのこの新オープン仕様への取り組みは実に時機を得ていると言えます。Epic Gamesはこの取り組みに全面的に貢献し、その成果となるAPIを当社のUnreal Engineに取り込み、サポートする予定です。」

Google VRプロダクト・マネジメント・ディレクター、マイク・ジャザエリ(Mike Jazayeri)氏: 「デベロッパーが、より簡単に説得力あるクロスプラットフォーム体験を構築できるオープン仕様があれば、VRの魅力を誰もが享受できるようになります。当社も、同業他社と連携してこの取り組みに参加することを楽しみにしています。」

Oculus VR社CTO、ジョン・カーマック(John Carmack)氏: 「クロノスが策定したオープンAPI各種は、これまでにも業界に多大な価値をもたらしており、無意味なベンダー間の互換性の欠落に対し、差異化とイノベーションの絶妙なバランスを保ってきました。バーチャル・リアリティの成熟が進み、必要な機能が実用面で明らかになるにつれ、各社の協力で開発されるオープン規格のAPIは、当然ながら重要なマイルストーンとなります。当社は率先してこの取り組みに貢献します。」

Razer社OSVR事業統括、クリストファー・ミッチェル(Christopher Mitchell)氏: 「バーチャル・リアリティの成功は、大規模なハードウェア市場が、遊び重視やプロに近い消費者たちが分断化や互換性の欠落を心配せずに、自由にハードウェアを選択できる市場となるかに係っています。これがOSVRの設立当初からのビジョンであり、当社はクロノスの一員として、業界全体をからめたインターフェース標準化を推進することに、大きな喜びを感じています。」

Qualcomm Technologies社グラフィックス&カメラソフトウェア担当副社長のアビナッシュ・シーテラマジャ(Avinash Seetharamaiah)氏:「ケーブル接続からも解放され、完全6自由度(DOF)のモーション・トラッキングが可能な、真にモバイル型といえる未来型仮想現実プラットフォームがあれば、消費者に最先端の没入体験を提供できます。当社は、提携先各社やクロノスと連携し、他を圧倒するモバイル型VRユーザー・エクスペリエンスのための、効率的新APIの定義に向け、胸を躍らせています。」

Valve社、ゲーブ・ニューウェル(Gabe Newell)氏: 「市場のVRシステムの台数は急増しています。これらのほとんどは、デベロッパーが別々のAPIで対応する必要があり、消費者から見ればとてつもない分断化が生じています。アプリケーションがさまざまなVRシステムをターゲットとできるよう、標準規格APIを構築するという今回のクロノスの取り組みは、この傾向を覆す重要な一歩となります。」

プレスリリース全文

2016年12月6日(SIGGRAPH ASIA発表)、業界を代表するハードウェア/ソフトウェア企業から構成される、オープン・コンソーシアムのクロノス・グループは、最新のバーチャル・リアリティ(VR)端末向けの、クロスベンダー対応かつロイヤルティフリーのオープンな仕様策定を目的とした、新たなイニシアティブ設立を発表し、同グループへの参加を呼びかけました。

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参加方法について

クロノスへの入会方法.
クロノスの全会員は、クロノスが策定するすべてのイニシアティブに参加できます。

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