クロノス・グループは、会員企業の会費によって運営される非営利団体です。その活動は、さまざまなプラットフォームやデバイス上で、ダイナミックなメディア・オーサリング/プレイバックを可能とする、オープンな業界標準APIの策定に照準を合わせています。すべての会員は、Khronos API仕様の開発に参画できるほか、一般公開前のさまざまな段階での投票、ドラフト仕様やコンフォーマンステストへのアーリーアクセスを通して、最先端 3Dグラフィックス・プラットーフォームやアプリケーションの開発やいち早く製品化に役立てることができます。
OpenCL™ は、ソフトウェアデベロッパにマルチコアCPU、グラフィックス・プロセッサ・ユニット(GPU)、Cellアーキテクチャプロセッサ、さらにはデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)といった並列プロセッサが混在する環境で、その性能を最大限活用可能とします。OpenCL(Open Computing Language)には、それぞれのCPUを特定した並列処理を定義するAPIやプログラム言語が含まれます。OpenCLはゲーム、エンタテインメントから医療といった、幅広い分野での応用が期待されています。
OpenGL™ は、業界内においてもっとも幅広く2D/3Dグラフィックスに採用されているAPIで、ウィンドウ・システムやOSに依存することはなく、またネットワーク・トランスペアレントであり、さまざまなプラットフォーム向けアプリケーションの開発に貢献します。OpenGLは、PCソフトウェア、ワークステーション、スーパーコンピューティング・ハードウェアのデベロッパが、CAD、コンテンツ制作、エネルギー、エンターテイメント、ゲーム開発、製造、医療およびバーチャルリアルティといった市場向けに高性能グラフィックス・ソフトウェア・アプリケーションの制作を可能とします。
OpenGL®ESは、先進のグラフィックス機能を持つ組み込みアプリケーション開発を可能とする、ロイヤリティフリーなOpenGLのサブセットプロファイルであり、ゲーム、携帯電話、家電製品、自動車などの組み込みシステムに、完全な2D/3Dグラフィックス機能をサポートします。OpenGL ES は、OpenGLのサブセットとして位置づけられ、ソフトウェアとグラフィックスアクセラレーション間で柔軟性の高い強力なローレベル・インターフェイスを構築します。OpenGL ESにはフローティングポイントおよび固定ポイントシステムとネイティブ・ウィンドウシステムに自由自在につなぐEGL™仕様のプロファイルが含まれています。OpenGL ES 1.x仕様は引き続き3Dアクセラレータ搭載製品向けにサポートを継続すると同時に、OpenGL ES 2.xは完全なシェーディング言語をサポートし、3Dグラフィックスがプログラム可能な APIです。また、OpenGL SCは重要な市場における安全性を保持するために調整されたものです。
WebGLは、ブラウザ・プラグインなしでWebページにハードウェア・アクセラレート3Dグラフィックスを表示可能とする、ロイヤルティ無料のクロスプラットフォームAPIです。現在、OpenGLまたはOpenGL ESをサポートするプラットフォーム上で、ブラウザ内のリッチ3Dグラフィックス表示を可能とするため、Khronosのワーキング・グループが JavaScriptをOpenGL ES 2.0に結合する策定作業を行っています。WebGLは、HTML 5の一部として策定されたCanvas要素や、すべての業界大手ブラウザでJavaScript性能の飛躍的な向上といった、最新のWebテクノロジー開発に活用されます。JavaScriptからダイレクトにアクセスできるOpenGL ES機能によって、ナビゲーション向けのリッチ・ユーザ・インターフェースの使用を含む、3Dを強化したさまざまなWebアプリケーションの活用や、エンドユーザにとってはWebが今まで以上に楽しく、生産的でより直感的なものになることが期待されます。
WebCLワーキング・グループは、ヘテロジニアスな並列コンピューティング向けAPIのOpenCLに、JavaScriptバインディングを定義するものです。WebCLは、WebアプリケーションにWebブラウザからGPU及びマルチコアCPUの並列プロセス機能を利用可能とし、WebGLゲーム向けにイメージ/ビデオ処理、先進のフィジクスといったアプリケーションの高速化を可能とします。WebCLは、コンピューティング機能を活用したリッチなビジュアル・コンピューティング・アプリケーションを加速するHTML 5ブラウザの可能性や機能を拡張するために、Webコミュニティと緊密な協力関係の元で開発が進められます。
COLLADAは、さまざまな3Dグラフィックス制作ソフトウェアおよび3D処理ツールを制作工程に組み込み可能とするために、アプリケーション間の3D アセット移行を容易に可能とする、XMLベースの交換スキーマの役割を果たします。交換フォーマットは、シェーダー、フィジックス、さらには同一アセットの複数バージョンといった、ビジュアルシーンの包括的なエンコーディングに対応します。COLLADA FXは、OpenGL®シェーディング言語をはじめCg, CgFX, 及びDirectX® FXを使用して、シェーダーをオーサリング・パッケージすることができるので、業界大手の3Dオーサリングツールを OpenGL/OpenGL ESアプリケーションおよびそのアセット制作に効果的に用いることができます。
OpenVG™ は、Flashや SVGなどのベクター・グラフィックス・ライブラリのための、ローレベルハードウェア高速インターフェースを提供する、ロイヤリティフリーのクロスプラットフォームAPIです。現在開発中のOpenVGは、小さな画面のデバイス上でユーザインターフェイスとテキストが不可欠な高品質なベクターグラフィックス表示と、低い電力レベルでインタラクティブ性能を発揮できる、ハードウェア・アクセラレーションの双方を要求される携帯端末をターゲットとしています。
OpenSL ES™は、組み込みシステム用に調整された、ロイヤリティフリーのクロスプラットフォーム対応のハードウェア・アクセラレーション型オーディオAPIです。OpenSL ES は、組み込み式モバイル・マルチメディア・デバイス上のネイティブ・アプリケーション・デベロッパに、オーディオ機能にアクセスするための標準化された高性能で低遅延メソッドを提供し、ハードウェアやソフトウェアオーディオ機能の直接的なクロスプラットフォームの配置を可能にして、実行時の困難さを軽減し、高度なオーディオ市場を創造します。
OpenMAX™ は、高速マルチメディアコンポーネントの多機能オペレーティングシステムやシリコンプラットフォーム上での開発、統合、プログラミングを可能にし、包括的なストリーミング・メディア・コーデックやアプリケーションのポータビリティを提供する、ロイヤリティフリーのクロスプラットフォームAPIです。 OpenMAX APIはプロセッサに同梱され、ハードウェアアーキテクチャを内在しているにもかかわらず、ライブラリやコーデックの実行者に新しいプロセッサのフルアクセラレーションの潜在性をすばやく効果的に使用可能とします。
OpenMAX™ は、高速マルチメディアコンポーネントの多機能オペレーティングシステムやシリコンプラットフォーム上での開発、統合、プログラミングを可能にし、包括的なストリーミング・メディア・コーデックやアプリケーションのポータビリティを提供する、ロイヤリティフリーのクロスプラットフォームAPIです。 OpenMAX APIはプロセッサに同梱され、ハードウェアアーキテクチャを内在しているにもかかわらず、ライブラリやコーデックの実行者に新しいプロセッサのフルアクセラレーションの潜在性をすばやく効果的に使用可能とします。
EGL™は、OpenGL ESやOpenVGといったKhronosのレンダリングAPIと、ネイティブ・プラットフォーム・ウィンドウズ・システム間のインターフェースを務め、グラフィックス・コンテクスト・マネージメントや、サーフェス/バッファ・バインディング、レンダリング・シンクロナイズをはじめ、高性能化、加速化、Khronosの他のAPIを使用した2D/3Dが混在したレンダリングに対処します。
KhronosのStreamInputワーキング・グループは、業界標準の策定を推進し、高度な意味的入力と低レベルのデバイス管理能力の両方を備えるアプリケーションを提供し、センサ及びデバイスメーカーによる技術革新を可能にする一方で、高い移植性を持つアプリケーション開発を簡便化する、クロスプラットフォームAPIを実現します。この新しいAPIは、新世代センサだけでなくキーボード、マウス、トラックパッド、ジョイスティック等の従来の入力デバイスを扱うための、汎用フレームワークをサポートします。また、拡張現実等の最先端マルチセンサー・アプリケーションにシステム全体にわたるセンサ同期も提供し、クロノスの実績のある拡張メカニズムを使用した、新しいタイプの入力デバイスを容易に追加・サポートすることを可能にします。
Computer visionはジェスチャー・トラッキング、ビデオ監視、自動運転者支援、バイオメトリクス、コンピューテーショナル・フォトグラフィ、人工現実感(AR)、目視検査、ロボットなど、多くの最新アプリケーションの重要な機能となっています。スマートフォンからデスクトップコンピュータまでの最新コンピュータ製品は、Computer vision対応システムとして使用できますが、リアルタイムに活用するためにはハードウェア・アクセラレートされたvisionアルゴリズムが必要です。クロノスのvision APIは、OpenCVオープンソースvisionライブラリまたは直接アプリケーションが用いている、高レベル・ライブラリのアクセラレーションへのComputer visionの提供と、CPU、GPU、DSPを含むさまざまなコンピューティング・アーキテクチャの使用を可能とすることに焦点をあてます。vision APIはカメラコントロール、ビデオ処理、コンピュータ処理、グラフィックス・レンダリング向けのクロノスの既存APIと共に、インターオペラビリティの可能性を探ります。
Khronos Groupでは、このほかに次のAPIおよび技術仕様の策定を行なっています。:
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